現在、国立科学博物館(東京・上野公園)にて特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が11月1日から2026年2月23日まで開催されています。

“絶滅”と聞くと重く聞こえるテーマですが、展示の中には「生きものが何度も立ち上がってきた歴史」がぎゅっと詰まっていました!
今回は、
- 現地で感じた私自身のレポートと、
- 親子記者さんの体験レポ
をお届けします。
展示の文字解説は大人向けで、福山雅治さんのイヤホンガイドもとてもわかりやすいものの、子ども専用の内容にはなっていません。
それでも、古生物が好き・基礎知識があるお子さんで、親御さんが横でゆっくり解説してあげられるのであれば、6歳以下でも十分楽しめる展覧会だと感じました。
会場には、美しい復元模型をはじめ、迫力ある映像や全身骨格、火山の巨大模型など、“見て感じる楽しさ”がしっかり用意されています。
混雑していない時間帯を狙って、ぜひ親子でゆっくり見て回ってくださいね!
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絶滅と進化は表裏一体だった
1.絶滅は日常だった ― スケールに圧倒される導入


展示に入って最初に解説されるのは、「絶滅は地球の長い歴史の中では、珍しい出来事ではない」という事実です。生命が誕生してから38億年、そのスケールで見ると、実は絶滅は日常のサイクルのひとつ。100万年に約10%の生物が絶滅すると言われているとのこと。“絶滅=特別、大事件”という思い込みが壊れ、地球規模の時間軸で生命を考える視点をもらいます。
2.生き残ったものが世界をつくる ― 進化のロマン


大絶滅後の生態系には空席が生まれ、これまで目立たなかった生きものたちが反映し、枝分かれしながら多様化していく。長い長い時間をかけて進化し続け、やがて再び生命で満ちた世界が形づくられていく。
その力強さには、まさに“希望”を感じました。個の生命は儚くても、生命全体は何度も危機を越えて続いていく―そう思うと、途方もないロマンが胸に広がります。
3. 現代の絶滅は“人間由来”かもしれないという問い


最後のブースでは、近代以降に絶滅した動物たちの写真が並んでいました。
絶滅理由のほとんどは、人間による乱獲や環境破壊。
過去5回の大絶滅はすべて自然現象によるものでしたが、もし6回目が起こるとしたら――その原因は、人間の活動による環境変化かもしれない。展示は悲観的に終わるのではなく、「止められるのも人間自身だ」というメッセージを投げかけます。
生命はしぶとく続いていく。手塚治虫の“火の鳥”の世界のように、滅びてもなお命は形を変えて受け継がれていく。そう思わせてくれる展示でした。
子どもは何にワクワクした?親子記者が感じた“大絶滅展の魅力”
探究舎の親子記者・ステファニーさん(仮名)と6歳の娘ミシェルちゃん(仮名)にも、大絶滅展を取材してもらいました。ここからは、親子ならではの視点でお届けします。
1,子どもが食いついた!迫力の展示あれこれ
娘さんがとくに印象に残った展示は、「白亜紀の窓」。美しい映像から一転、隕石衝突の迫力あるシーンが印象に残ったそうです。


「もう1つは、サンディ・サイトの脊椎動物化石群。娘は『こんなに昔に絶滅したのに、歯や骨を見ていろんなことが分かるなんて不思議だね!』と、展示に釘づけになっていました。」


「お子さんにおすすめなのは、クリオロファサウルスとレドンダサウルスが並ぶ全身骨格の展示です。爬虫類、恐竜好きではないお子さんでも、迫力のある全身骨格が2台並んでいる展示はとても魅力的に感じると思います!」
2.マグマが足元に!親子で感じる展示の工夫


ママさんのステファニーさんが特に「ここがすごい!」と感じたのは、火山噴火のコーナー。
「火山から流れるマグマの映像が足元まで広がり、
その上を歩いて“流れていく様子”が体験できる演出に、娘も興奮していました。
展示を順に見ていくと、『絶滅がくり返されて、今の世界がある』というメッセージが自然と理解できました。」
「すべての出来事がつながって今があると思うと、感謝の気持ちが湧きました」という言葉がとても印象的でした。
3.かわいい&本格派が揃うグッズ売り場


「特別展グッズはもちろん、すみっコぐらしとのコラボ商品や、ナイジェルグラフさんのアートグッズが大人気でした。我が家は、トートバッグ、すみっコぐらしキーホルダー、クリフォサウルスのキーホルダー
、ビッグV缶バッジを購入しました!」
おわりに
「大絶滅」と聞くと恐ろしい出来事のように感じますが、展示で描かれていたのは“終わり”ではなく“始まり”。
生命が何度も再生し、しぶとく続いてきた歴史でした。私自身の気づきと、親子記者の“すごい!”というリアルな驚きを合わせて見ると、大絶滅展は 「親子で命の物語を感じられる展示」 だと改めて感じます。
親子でも、大人だけでも、ぜひ足を運んでみてください。きっと、地球と生命を見る視点が少し変わると思います。










